特定高齢者の意味と決定法

一般的に高齢者とは、65歳以上のお年寄りをさします。その名称に“特定”がつくと、どんな高齢者の意味になるのかなどを調べてみました。

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特定高齢者の意味と決定法

どんな観点からで生活機能は判定されるの?


特定高齢者を認定するにあたっては、「基本チェックリスト・生活機能チェック・生活機能検査」 の結果を医師が総合的に判断することになっています。


たとえば「生活機能の低下あり」と判断されるのは、要介護・要支援状態となるおそれが高いと考えられる場合。介護予防の実施が望ましく、医学的見地から☆運動機能の向上、☆栄養改善、☆口腔機能の向上、☆そのほか引きこもり、認知症、うつ病などのプログラムが推奨されます。


「不適当」と判断される場合は、生活機能の低下はあるが心筋梗塞・骨折などの傷病を有しているため、介護予防事業の利用によってそれらの傷病が悪化する危険のあるケースです。


「生活機能の低下なし」と判断されるのは、生活機能が比較的よく保たれ、要支援・要介護状態となるおそれが低いと考えられる場合で、特定高齢者の候補者の基準には該当しません。


生活機能チェック以外の機会に「基本チェックリスト」を実施して特定高齢者を認定するのは各市町村だけで、行政機関以外のいかなる団体も行うことはできません。また、特定高齢者の候補者に対して該当する旨を告げるのは医師であり、特定高齢者の候補者に該当しない場合は医療機関で生活機能検査などを受ける必要はありません。


特定高齢者の意味と決定法